スピルバーグ製作×J・Jエイブラムス監督『SUPER8/スーパーエイト』

1970年代一斉風靡したスーパー8mmフィルム

チャールズは第2のロメロ監督になると鼻息荒い少年ですが、チャールズの姿はかつてのJ・Jエイブラムの少年時代も8mmカメラを持ってフィルム作成をしていたようですが、チャールズが目指す実際のロメロ監督も中学生のときに父親から買ってもらった8mmカメラで8mm映画を自主制作していたようです。スーパー8mmフィルムはスピルバーグ監督が映画監督になる前は、J・Jエイブラムと同じように8mmで自主制作していたのはとても有名な話なので、1965年に発売された個人映画向けのムービーフィルムの規格「スーパー8mmフィルム」で映画制作を目指した若者は、こぞってそれぞれが思うままに撮影していたのでしょう。


8ミリ映画

いま8mm映画を撮影したいと思っても、撮影や映写に必要な一般用機材は生産終了しています。8mmが登場したのは1965年頃に富士フィルムとコダックですが、発売されてからさらなる改良がなされてピークは1970年代です。ピークの1970年代がまさに「SUPER8」の時代です。

現在は一般家庭そして企業など映像記録用ではもちろん8ミリを使うことはないので、8ミリとしての役割は終えていますが、アマチュア映像制作者の中でも特に、アニメーションや特撮(ゾンビも含めて)自主制作をする人たちにとって8mm映画は、スクリーンに映写することもできて、おまけに物理的にフィルムを切り張りすることができるので編集するのにとても高価な機材を購入すること必要もなく、1コマずつの撮影することが可能なので、現像済みのフィルムを針などでひっかく「シネカリグラフィ」と呼ばれる透過光や光学合成に似た効果を気軽に出せすことができるというメリットがあるのが8mmフィルムです。

スーパー8mmフィルム

1965年に発売されたのが「スーパー8mmフィルム」です。ダブル8の改良版として発売されました。ダブル8と違うところでは、パーフォレーションを小さくしてその分画像面積を約1.5倍に拡大しています。また16コマ/毎秒が標準だったフィルム走行速度を18コマ/毎秒と早めています。さらに高級機種では「24コマ/毎秒」という、商業映画と同じという滑らかな動きの撮影・映写を可能としました。これが、映画制作することに没頭した若者たちに大いに歓迎された点で、みながこのよさに魅了されました。

カートリッジ形式を採用しているので内部にプレッシャープレートが内蔵されているため、ダブル8のようにゲートにフィルムを通す手間もなくなり、また日中でもフィルムのカブリや感光をおそれることなく、カメラにフィルムを装填できるようになったので、カートリッジの切り込みでフィルム感度の設定を自動にすることができました。

フィルムの走行に使われていたのが一軸構造だったので、フィルムを巻き戻しすことが不可能になってしまったため、特殊効果のオーバーラップなどができなくなってしまいました、カメラメーカーは更なる改良を重ねて一部に制限がありますが、巻き戻しすることをできるようにしました。音声を記録するための磁気ストライプの位置を送って穴の反対側に規定した1970年代の中頃にはなんと「音声」も記録することができる「サウンドカメラ」が市場に登場したのでSUPER8のチャールズが使っているのは、このスーパー8mmフィルムのサウンドカメラだと思います。

フィルム

基本的にスーパー8のカラーフィルムには「タングステンタイプ」のフィルムしかありませんが、カメラに内蔵されたフィルターで太陽光下でも撮影することができます。

根強い人気があったのは、「コダック社製コダクロームフィルム」です。これはフィルムの発色の良さで人気が高いフィルムでしたが、このフィルムは2006年に生産が終了となってその次に発売された「エクタクローム64T」も、2010年に生産終了になりました。そして「エクタクローム64T」の代わりに発売されたのが「エクタクローム100D」が2010年に発売されましたが、2年後の2012年12月をもって生産終了になりました。そしてそれ以後は在庫限りのあるだけ販売になっています。他に白黒フィルムの「トライX」やネガフィルムの「ビジョン3やPro8」なども発売されていて、このフィルムは海外でアマチュアやプロフェッショナルの人たちの間で今でも多く使われています。

嬉しいことに、今でもSUPER8で使われていたコダック社製のスーパー8フィルムの現像を依頼することはできるので、昔々に撮影したフィルムを今でも現像することはできます。